赤岩尾神社
あかいわお
御祭神 火之迦具土神
鎮座地 三重県名張市滝之原
Google マップ(to:赤岩尾神社)

 美杉町方面から、比奈知ダムを目指して走っていると、左手に「赤岩尾神社」と大きく書かれた看板を見つけた。看板の方向へしばらく車を走らせ、多分ここだろうと思う辺りで下車。
 少し判りにくいが「赤岩尾神社」と書かれた石標と朽ちかけた鳥居があった。入口左手には「赤岩神社」と記された石標も建っている。
 由緒は詳らかでないが、古くから「赤岩さん」の名で遠近から参詣する信者が多い。
滝之原の集落から四キロ南方の山おく、大谷奥山とよぶ山腹にある。参道には岩洞あり、絶壁あり、境内には桜樹・楓多く、却下に比奈知川の渓流を見おろす眺望絶佳の勝地である。
 祭神は、火之迦具土神で愛宕神社と同神である。岩そのものが神体となっている。一月七日、八月七日の祭には参詣者が列をなし、花相撲なども催される盛祭であったが、いまは戦前の賑やかさは見られない。
 『三国地誌』に「赤岩尾山、小岩尾山、仏山。山頂に岩窟あり。夷石《えびすいし》・大国石の名あり。また岩窟および屏風石、ともに奇岩なり」とあり、『伊賀国誌草稿』に「赤岩大神をまつる。祭日八月七日。社伝にいう、藤原千方の崇信するところなり。
境内岩石草樹奇観を極む」とある。


上部には「御俵石」


下部は「屏風岩」

 藤原千方《ちかた》は青山町高尾に籠って藤原政権に反抗した平安時代の貴族と伝えられるが、正史にその名がみえない。
 明治41年10月21日、滝之原国津神社に合祀したが、区では今でも祭礼を行っている。

BACK