御霊神社 中之

ご祭神 井上内親王
早良親王
他戸親王
鎮座地 奈良県五條市中之町牧野1765
Google マップ(to:中之町/御霊神社)


 
 中之町集落の中央に鎮座する旧村社である。
嘉禎四年(1238)二月、吉原・牧野の争論により霊安寺の御霊神社より分祀したと伝えられる。境内にある弘和二年(1380)の石灯籠に福田宮と陰刻されているが、古くは福田宮とも呼んだ。井上内親王を祀る。
『大和誌』に中村坐神祠として、旧牧野村のほとんど全域の氏神である。
 本殿の右手に境内社で早良親王を祀る早良神社、左手に同じく他戸親王を祀る(棟木銘では雷神)他戸神社があり、三殿とも大正五年(1916)国の重要文化財に指定された。いずれも棟木銘に文明四年(1472)とある。
 本殿は春日造で屋根は厚板段葺であるが、昭和五十五年の解体修理以前は桧瓦葺であったのを、解体時に発見された現寸引付図によって文化庁の手で建立当初の姿に復元させたのが現本殿である。
 昭和五十五年五月三十一日新発見の現寸引付図と旧天井板三枚が国の重文として追加された。前記境内社二社は共に一間社、流見世棚造、厚板葺である。当初の解体修理に当って、本殿の小屋廻りの現寸引付図が内陣天井板に転用されていたし、境内社の小屋内に瓦棒の古材の断片が発見されるなど貴重な資料となった。
拝殿向って右側に並ぶ、境内末社。
例祭は十月二十三日。
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