蛇岩大明神

御祭神 蛇岩大明神
   (丹生都姫命)
Google マップ(to:蛇岩大明神)             
鎮座地 和歌山県海草郡
      紀美野町上ヶ井<あげい>

 紀美野町に入り、蛇岩大明神の看板を確認しながら、上ヶ井集落の奧へ上へと向かう。
 木製鳥居がある道が二股に分かれたところに蛇岩大明神参道と刻まれた石柱がある。
 鳥居の脇に杖が何本も備えられている。
鎮座地の上ヶ井<あげい>の地名について
「続風土記」にこの谷(旧地名:美里町上ヶ井)には、弘法大師の作と伝えられる上井<かみのい>・中井・下井の三つの井戸があり、上井には大師像を安置する小堂があったという。村名はこれより起こったとされるが、上井<あげい>とは、閼伽井<あかい>が訛ったものとの説もある。


 蛇岩大明神は、社背後の大きな磐座を祀っている。蛇岩の由来について、境内の看板に説明があった。
 伝説によれば昔諸国行脚の僧にこの坂を登りきた時黄金色の一匹の蛇が路に横たわっていた。僧は気にもせず、股ごえて行こうとすると蛇は急に鎌首をもたげ「僧の身であり乍ら不作法だぞ」と怒りみるみるうちに大蛇となり、遙か向うの山の光り松(今は無し)に胴をかけ真赤な炎を口よりはくもの凄さに僧は驚き、深く非礼を詫び合掌黙したところ其の姿は消えて元の静けさにかえっていた。



 僧は直に里人に謀り岩のある所から
「蛇岩」として祀り始められたと言われる。
以来、今日に至る迄一願必成の霊験あらたかな神として知られるところであります。
ちなみに僧は弘法大師と伝えられる。
蛇岩神社奉賛会


 芳名帳が置いてある社務所には、天井から三つ鱗の神紋が入った提灯や千羽鶴がたくさん吊り提げられ、蛇の額なども奉納されていた。一願成就の御利益があると伝えられ、名前や年齢等が書かれた生卵が供えられていた。

 境内には、稲荷社とその左隣に僧の石像がお祀りされている。この像は、蛇岩大明神をお祀りした「弘法大師」だろう。
 美里町野中(現:紀美野町野中)に鎮座する十三神社の摂社:丹生神社は、丹生都津姫命を祀り、蛇岩大明神とも称するという。十三所大明神垂迹の地と伝える遠井辻峠<といつじとうげ>近くの蛇岩に住む小蛇を御神体とするとも伝えられる。

 地図上で遠井辻峠の蛇岩と蛇岩大明神との距離が気になるが、いずれにしても関連があると考えられる。十三所大明神垂迹の地と伝えられる遠井辻峠の蛇岩が気になるところではある。
BACK