大神神社の摂社、末社
日向神社
ひむかい
(神坐日向神社 みわにますのひむかい)
御祭神 櫛御方命
飯方巣見命
建甕槌命
鎮座地 奈良県桜井市三輪字御子ノ宮
Google マップ(to:神坐日向神社)


 
  
 大神神社の拝殿より南約150mの小高地の一角に鎮座する。旧平等寺跡の先端、このあたりは南北朝の時代、三輪神主の西阿が活躍した三輪城のあった所で、城山と呼ばれ、高台となっている。鎮座の年代不明。貞観元年(859)従五位下から従五位上に昇叙(『三代実録』)され、延喜の制では大社に列せられ、祈年・月次・新嘗祭に案上官幣に預かった。中世以来三輪山の山頂の高峰に鎮座の説が多かったので、大神神社から内務省へ高宮神社(山頂)と山下の当社と誤って入替わっているので訂正方を上申したが同省からの保留の通達があった。明治十年三月大神神社の摂社に指定された。俗にミコの宮といわれる。
 御祭神は大物主神の御子神、櫛御方命、他に飯方巣見命と建甕槌命を祀っている。そのことにより、御鎮座の地名が三輪字御子の宮となっている。『延喜式』には、「神坐日向神社」と出ており、年間の重要な祭典には、朝廷から丁重なお供えがあったことが記されている。
 例祭は五月九日。

大行事社
だいぎょうじしゃ

御祭神 事代主命
八尋熊鰐神(やひろわにのかみ)
加夜奈流美命
鎮座地 奈良県桜井市三輪字平等寺
Google マップ(to:大行事社)
 
 大神神社拝殿の右方、成願稲荷神社を右手に見て  進むと、平等寺前の十字路に出る。ここから左へ、東に向かって進むと突き当たりに小さな社が見える。
 加夜奈流美命は、事代主命の御妹。旧説に、事代主命は大己貴命の第一王子にして、幽冥の節度を掌り給う。そのことにより、大行事と称する。『万葉集』や平安時代の物語に出てくる日本で最古の市場、「海柘榴市(つばいち)」には、市神として大行事社の神様のご分霊が祀られ栄えていた。しかし、近くを流れる初瀬川の大洪水があり、海柘榴市も流されてしまった。
 新たに三輪の地に市場を開き、恵比須神社を建て、市神もここに遷して祀られた。このことにより、大行事社は三輪町内にある恵比須神社の元宮といわれている。古くから商工業の市場の御守護神として篤い信仰を集め、特に三輪素麺の相場の神様としてのお働きは大きい。 二月六日の「初えびす」には、まず始めに、元えびすである大行事社で早朝、氏子役員が神饌を持参してお祭りが行われ、続いて、恵比須神社で斎行されるのが慣例となっている。
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