神波多神社 別称 波多の天王さん
かんはた

旧県社・郷社
ご祭神 春日大神
素盞鳴命
櫛稲田姫命
鎮座地 奈良県山辺郡山添村中峰山字横山
Google マップ(to:神波多神社)
●かまふち
● 田を荒らした画牛
● 天王さんのお渡り

神波多神社
 神波多神社(牛頭天王)は「延喜式」神名帳(927)にその名が見られる古社で、「延喜式」臨時祭に機内堺10ケ所に祀った疫神のうち「大和与伊賀堺」に祀られた疫神であると考えられている。

 また、本殿西方から出土した平安期の古鏡や、正和元年(1312)の銘を刻む石灯篭(村指定文化財)があるなどから、かなり古くから信仰を集めていたようである。天正九年(1581)織田信長の伊賀攻めの 際に兵火に遭ったと伝えられ、縁起などの資料を欠き沿革の詳細は明らかでない。
 当社の祭神は、素盞鳴命のほか春日大神・櫛稲田姫命を祀る。古来から「波多の天王」と呼ばれ、大和・伊賀・山城など広くにわたり崇敬者が多い。
 天王さんとは牛頭天王のことで、祇園精舎の守護神、素盞鳴命である。当社の会式も祇園祭りといい、中峰山の地名も、天王と呼ばれるほど有名になった。
 江戸時代前期(十七世紀中頃)の建立とされる本殿は、奈良県指定文化財(建造物)である。建立以来一度も根本的な解体修理がなかったことから各部が緩み放置できない状態になっていたので、保存のため平成六年から同七年(一九九五)にかけ初めての解体修理が行われ、創建当時の姿に戻った。

 当社の秋季例祭「天王祭り」は、みこしのお渡りが牛の宮まで練り歩く。獅子神楽なども行われ、多くの人々でにぎわう。当社の神楽(獅子舞)は山添村指定無形文化財である。

祭日:祈念祭 2月25日、祇園祭 旧6月13日、例祭 10月15日、新嘗祭 11月25日。
神波多神社の境内のようす
BACK