来宮神社
きのみや
 
鎮座地 静岡県熱海市西山町43-1
御祭神  大己貴命
  五十猛命
  大和武命

 熱海市来宮駅近く。鳥居前を東海道新幹線が走る。古くから来宮大明神と称し、熱海郷の地主の神であって、伊豆の来宮の地に鎮座し、来福・縁起の神として古くから信仰されている。
 平安初期の征夷大将軍坂上田村麻呂公は戦の勝利を祈願し、各地に御分霊を祀ったとも伝えられ、現在では全国四十四社のキノミヤジンジャの総社として、信仰を集めている。
 来宮は木宮・貴宮・黄宮・紀伊宮・木野宮などとも書き、西相模から伊豆にかけて多く分布している神社で、祭神は必ずしも一定していない。1.鎮座地が海岸に多いこと、あるいは海岸に鎮座したという伝承を有していることにより漂着神(寄神)・寄り来る神・依り来の宮に由来するという「来の宮」説。2.酒断ち祈願の信仰、物忌みに由来するという「忌の宮」説。3.楠木を神木とする樹木信仰、及び惟喬親王を祀る木地師の信仰などに由来するという「木の宮」説があるが定説はない。

 創祀は社伝によれば和銅三年(710)熱海沖で神像が網にかかり、麦こがしを供えたところ神託があり、当地に奉祀したと伝える。例祭は、七月十五、十六日で麦こがしを撒いて神幸が行われるため俗に「麦こがし祭」と称し、白衣白袴でしめ太鼓、鉦を鳴らし御幣をかざして輪舞する県無形文化財の鹿島踊の奉納がある。
 来宮神社は、酒断ちをはじめとする断物《たちもの》祈願の特殊信仰を有している。

大楠の由来
大昔の大楠をご神体として、よろずの人が信仰していたもので、いわゆるひもろぎ神社であった。樹齢は二千年以上といわれている。古くからそのまわりを一周廻る毎に一年間生き延びると伝えられ、廻った人は医者いらずといい、一名不老の楠とも呼ばれている。此の大楠の由来は、宮地直一、加藤玄智両博士の著書にも明かである。昭和八年二月二十八日に文部省より国定の天然記念物に指定された。〜境内の由緒書より〜


境内末社と楠
来宮弁財天
来宮総社稲荷神社
三峰神社


三峰神社横の楠
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