楠神社 通称:くすのきさん
くすのき

ご祭神 手力雄命
鎮座地 和歌山県田辺市本宮町
切畑字楠ノ本
Google マップ(to:楠神社)

 国道168号線を十津川村から和歌山県に入る。奈良交通バスの停留所 萩<はぎ>から、左手の熊野川に架かる三里橋を渡り、瑞雲寺の脇を通り、上へ向かう。
 鬱蒼とした木立を抜けると、切畑の集落に入るが、右にカーブしている道の突き当たりに見える雑木林の中にご鎮座する。

 鳥居の脇に、小さな手水鉢がある。
 
 由緒・ご祭神等は不明であるが、この地に伝わる伝説として、現在の草合<くさあい>地区を開拓した人を祀っているといわれている。
 拓<ひら>いたということから、ご祭神を手力雄命としているのだろうか。
 神社の周囲に楠や椋の大木があるので楠神社と称えられた。

 明治四十三年(1901)無格社として三里神社へ合祀されたが、第二次大戦後、楠ノ本に遷座して草合地区民交替で十一月七日に祭礼をおこなっている。
 石祠の屋根の部分に、五三桐紋が付されている。
 本殿の中に総高14.5cmの木造騎馬(頭部欠)将像があったということだが、定かでない。現在は「楠神社」と彫刻された文字型が納められている。
 他に明治二十三年の社殿再建棟札が残り、最近では平成五年十一月に修復された寄進者芳名の立札が掲げられている。
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