物部神社
もののべ

<通称>一宮さん
いっくうさん

ご祭神 宇摩志麻遲命(可美真手命)
相殿 右座 饒速日命 霊神<ふつのみたまのかみ>
左座 天御中主大神 天照大神
客座
 鎮魂八柱<たましずめやはしらのかみ>
   (高皇産霊神・神皇産霊神・魂留産霊神<たまつめむすびのかみ>
    生産霊神・足産霊神・大宮売神・事代主神・御食津神)
   別天神<ことあまつかみ>
   (天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神・宇麻志阿斯訶備比古遅神・
    天之常立神)

境内摂社  
後神社
御祭神 師長姫命(宇摩志麻遲命の妃神) 
境内末社   
神代七代社(東五社)
御祭神 国常立尊より伊邪那美尊まで七代 十一柱を祭る。
荒経霊社
御祭神 須佐之男尊
皇祖四代社 御祭神 天照大御神より葺不合命まで五柱
のちに天照大御神は本殿に合祀
須賀見神社 御祭神 六見宿禰命(宇摩志麻遲命三世孫)
乙見神社 御祭神 三見宿禰命(六見宿禰命の弟)
一瓶社 御祭神 佐比売山三瓶大明神(三瓶山の名)
柿本神社 御祭神 柿本人麻呂朝臣
菅原神社 御祭神 菅原道真公
稲荷神社 御祭神 稲倉魂命・ 合祀(大穴牟遅命・大年命・大地主神)
淡島神社 御祭神 少彦名命
八重山神社 御祭神 伊邪那美命、大山祇神、若布都主神
(牛馬安全の神)
例祭 十月八日 例大祭
鎮座地 島根県大田市川合町川合1545


 石見国一宮である物部神社の御祭神宇摩志麻遅命は、物部氏の御祖神として知られている。御祭神の父神である饒速日命は十種神宝を奉じ、天磐舟に乗って大和国哮峯(いかるがみね)に天降り、御炊屋姫命を娶られ御祭神を生まれた。御祭神は父神の遺業を継いで国土開拓に尽くされた。

 神武天皇御東遷のとき、忠誠を尽くしたので天皇より神剣フツノミタマノ剣を賜り、神武天皇御即位のとき、御祭神は五十串を樹て、フツノミタマノ剣・十種神宝を奉斎して天皇のために鎮魂宝寿を祈願された。(鎮魂祭の起源)
 その後、御祭神は天香具山命と共に物部の兵を卒いて尾張・美濃・越国を平定され、天香具山命は新潟県の弥彦神社に鎮座された。御祭神はさらに播磨・丹波を経て石見国に入り、都留夫(つるぶ)・忍原(おしはら)・於爾(おに)・曽保里(そほり)の兇賊を平定し、厳瓮を据え、天神を奉斎され(一瓶社の起源)、安の国(安濃郡名の起源)とされた。次いで、御祭神は鶴に乗り鶴降山(つるぶさん)に降りられ国見をして、八百山が大和の天香具山ににていることから、この八百山の麓に宮居を築かれた。(折居田の起源)


 手水石は俗に含金石<ふきんせき>と呼ばれる砂金を含んだ珍しい石で出来ている。
 手水石に流れる水は御神井から湧き出ている御神水である。

 最初は、神体山である八百山を崇めていた。後に、天皇の勅命により継体天皇八年(513)に社殿を創建。その後、石見銀山争奪の兵火などで三度焼失。
 宝暦三年(1753)再建。文政元年(1818)の修理を経て、安政三年(1856)宝暦時規模で改修され現在に至る。
(現在、県指定文化財)春日造りでは全国一の規模である。

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