檜原神社
ひばら

鎮座地 奈良県桜井市三輪字檜原
  
御祭神 伊弉諾尊・伊弉册尊
 摂社。三輪山の西北麓、檜原台地の奥に正面して鎮座。祭神は天照大神の若御魂の神、伊弉諾尊・伊弉册尊。本殿はなく、三輪山を神体山とし、昭和四十年十月に復元の三ツ鳥居が玉垣内にある。三ツ鳥居の前に左右一対の石燈籠があり、向かって向かって左は「檜原社岩田村箸中村」(四角方柱)、向かって右は「檜原郷社/元禄九丙子年四月吉日/喜多新八郎敬白」(四角円柱)と刻む。社地一体は笠縫の邑(元伊勢)の最有力候補地で、古歌に詠まれた三輪の檜原の地でもある。
  例祭は二月十五日。
  檜原祭は八月二十八日夜。
豊鍬入姫宮
とよすきいりひめのみや

鎮座地 桜井市三輪字檜原
御祭神 豊鍬入姫命
 檜原神社は、第十代祟神天皇の御代六年にはじめて皇祖天照大神(八咫鏡)を宮中からうつしてまつり、皇女豊鍬入姫命が奉侍せられた「倭笠縫邑」また「磯城神籬」の神蹟である。皇大神の伊勢御遷幸の後も、その跡を尊崇して、元伊勢の信仰を今日に伝えるものである。とくに檜原神社は日原社とも書かれ古くから社頭の規模など大神本社に準拠し、本社とは別個に一ノ鳥居、二ノ鳥居のある正参道はもちろん、禁足地神籬、三ツ鳥居、拝殿の制があり、はなはだ重んじられてきた。
  昭和六十一年十一月五日鎮斎。
  例祭は十一月五日。

 すぐ西方に続くおよそ十万坪の檜原岡は、明治維新までは神体山三輪山のうちに属し、大和の国中を望む絶景の台地で、麓の箸中・芝(旧岩田)・茅原のあたりの古称がすなわち笠縫である。祟神天皇が八十万神(やそよろず)を御親祭あそばされた「神浅茅原」もこの地、檜原・茅原と考証されている。また、箸中区・芝区にまつる国津神社社記によれば、神浅茅原の御親祭の時、出現された三輪大神の荒魂神は、まさしく檜原において出現になったとして、いまにその分身を祭神とするが、この所伝も神主大賀茂氏の宮座の伝えとしてきわめて古い。
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