御霊神社

鎮座地 奈良県奈良市薬師堂町24

ご祭神 井上皇后、
    他戸親王ら、八所大神 

    事代主命(えびす様)


● 博打をうった神様
 当社は元興寺五重塔跡の南西に鎮座する。
西紀寺町の祟道天皇社とともに南都二大御霊社とされた。元興寺南大門前にあったといわれ、門前を井上町という。桓武天皇の御代、延暦十九年(800)に宇智郡霊安寺から勧請したもので、御霊会が執り行われていた。
 宝徳三年(1451)十月二十日元興寺金堂以下火災のため、廃亡してしまった。ようやく大塔・観音堂が遺存したので、御霊神社も現在の地に遷宮されたという(『奈良坊目拙解』)。



 本殿には井上皇后と他戸親王、事代主命が祀られている。
疫病が流行したときには中街道には井上内親王、上街道には早良親王、下街道には他戸親王の神輿を据えて疫魔の流入を防いだこともあって、いまも七十カ町、五千余軒の広い氏子層をもち、健康長寿・家運繁昌・平和の神として広い範囲にわたる信仰を集めている。例祭は十月十三日。
西神殿には、伊豫親王・橘逸勢・文屋宮田麿を祀る。
東神殿には早良親王・藤原広嗣・藤原大夫人を祀るいわゆる八所御霊神社を奉祀する神社である。
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