奥津姫神社 おきつひめ
白山神社 はくさん

鎮座地 石川県輪島市名舟町ト64乙
ご祭神 菊理媛命
 名舟港を見渡せる高台に鎮座する。社から石段降りてまっすぐ海に入ったところに大きな石の鳥居が建っている。階段の向かって右側に「奥津姫神社」左側に「白山神社」の石碑が建つ。

鳥居再建記念碑

舳倉 七ツ島の諸島は往古より名舟村の領有であった ここを漁場として活やくした われらの祖先は 舳倉島にまします奥津比め大神を守護神とし渡島して祭事を執行して来た
 しかし 祭日が荒天ともなれば当時の渡海は危険であった ために寛文二年現白山神社境内に遙拝所を設け海岸は鳥居を建立して例祭を営むに至った 即ち水無月大祭の神事にこれを継ぐ所以である
 在来の鳥居は昭和初期の改築によるが近年国道改修により著しくその景観を損じたので御陣乗太鼓保存会の演技者たちが再建を発起し区民また一体となってこの鳥居が完成したのである

 この時期だけだろうか、海から吹き上げる強い風を防ぐためだろうか。
 わらむしろで拝殿が囲ってあった。

名舟御陣乗太鼓
 石川県指定無形文化財 昭和38年7月3日指定
 古くからの言い伝えによると、能登各地を攻め、落城させた越後の勇将上杉謙信の軍勢を名舟の農漁民は、仮面をつけ、陣太鼓を打ち鳴らして退散させたとされ、この戦勝は舳倉島に鎮座まします産土神の御神徳によるのと崇敬の念篤く、以後名舟町の例大祭(七月三十一日〜八月一日)に、仮面をつけて太鼓を打ち鳴らして神輿渡御の先駆をつとめ、氏神へ感謝する習わしが、今も連綿と続いている。
 例大祭では、舳倉島の奥津比め神を海上に建つ鳥居まで送迎し、御陣太鼓を勇壮に打ち鳴らす。

 この太鼓の特領は、始めはゆっくり、次いでやや早く、最後は最も早く打ち切る。
即ち、序・破・急の三段で打ち、打ち手は自由な形で「見えを切り」、面に応じたしぐさで個性的な芸を入れるのである。これは非常に早いテンポで動きが激しく、各地の太鼓に比べ、リズム、所作等が醸し出す異様な雰囲気には、一種独特なものがあり、心に食い込んでくる迫力に圧倒されるのである。
 往事、トドを追って数十キロ沖の日本海に活躍した名舟の海人魂は現在も生き続けており、神を崇め、地域全体が心一つに古来伝承されて来た御陣太鼓を守り続けている。
(境内の案内板より)


 御陣乗太鼓保存会HP

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