小野神社

鎮座地 滋賀県大津市小野
    (旧 滋賀郡志賀町小野)
※和邇駅から南約1km徒歩10分
MAPCODE 616 245 021
ご祭神 天足彦国押人命
    あまたらしひこくにおしひとのみこと
    米餅搗大使主命
    しとぎつきおおかみぬしのみこと
 琵琶湖の西岸、志賀町小野に鎮座する。国道161号線の旧道から少し西へ入ったところ。
旧郷社。推古天皇の時代(592〜628)、小野妹子が先祖の天足彦国押人命と米餅搗大使主命を祀って創建したという。延喜式神名帳には名神大社として名を残している。
 天足彦国押人命は、人皇五代孝昭天皇の第一皇子で、近江国造の祖と伝える。
米餅搗大使主命は、天足彦国押人命の七代目の孫で、応神天皇のころ(270〜310)、餅のもとである粢(しとぎ)を初めて作ったので米餅搗(しとぎつき)の姓を賜ったという。餅造りの始祖とされ、現在ではお菓子の神様として、広く信仰を集めている。
 小野神社では、毎年十一月二日に
粢(しとぎ)祭りが古式ゆかしく行われる。
 この日は新米の餅米を木臼で搗き固めて生餅を作り、納豆のような苞に入れて粢を作る。
 これに青竹の筒に入れた酒と蜂蜜・生栗(山の菓)・蕎麦の実(水の菓)を添えて、神前に供える。この祭日には、全国からたくさんの箸業者が集まり、大いに賑わう。
 粢は餅だけではなく、菓子の初めともされており、小野神社は古くは、餅や菓子の商人の位である匠(たくみ)・司(つかさ)などの免許を授与していたともいわれる。
お社の両脇にあるのは狛犬ではなく鏡餅。
 神域は約3万300平方m、木々が茂って風致に富み、神明造りの社殿が静かなたたずまいをみせている。
 社宝に平安末期の大般若経600巻、貞治6年(1367)在銘の経箱があり境内の一隅に康永4年(1345)の石像宝塔が建つ。小野小町の供養塔と伝えられている。
 摂社の小野篁神社小野道風神社の本殿は、国の重要文化財に指定されている。

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