白鳥居神社
しろとりい
御祭神 日本武命 大足彦忍代別尊 足仲彦命
鎮座地 奈良県宇陀市大宇陀山口72
  ● 白鳥居神社の由来

 白鳥居神社石標は、県道135号線沿いの 白鳥居バス停付近。
  お社は石標から西へ約500m程先。

 創祀を詳かにしないが、『大和志』には、 「式外白鳥居神祠在山口村又称鶺鴒祠与白鳥 居村共祭祀。」とみえ、『大和名所図会』に は、「式外白鳥居神祠山口村ニアリ、鶺鴒祠 と称す。」と記されている。

 古老の口碑には「人皇十二代景行天皇即位の四十二年、日本武尊御東征の帰途、伊勢の国熊褒野に薨去し給う。すなわち屍をこの地に葬る。後、白鳥と化してその棺より出でて、倭の方を指して飛び去る。ここに群臣、その奇なるを怪しみ、棺槻を開くに、屍体なくして空襟止まるのみ。しかして、その白鳥の留まり居りしは、倭の琴弾原に暫らく止まりて、後、河内の古市に至り、遂に天上に翔登り消失せりという。ここに、三つの陵を作り、その霊を祀る。すなわち、当社は三陵の一にして、築陵の処に、神祠を奠めたものである。云々」と伝え、元禄水帳には「一、境内山林壱町四反歩、白鳥居明神社地」と書いている。
 白鳥居神社は、山口の琴弾原に在り、白鳥居と山口の二大字が祀っている旧指定村社で、日本武尊を祀り、景行天皇と仲哀天皇を配祀している。その起源は明らかではないが、日本書紀にある「日本武尊が薨後、白鳥となって伊勢の熊褒野から、河内の古市邑に飛んだが、その途中、倭の琴弾原に停ったので、その処に陵を造った」とする記載に依って起こった伝承である。

 大和志には式外の神廟として、『又称鶺鴒祠』といっているが、そのいわれは不明である。今安産の神として近隣の信仰を受けている。
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