輪島の市姫社
ご祭神 市姫神(市杵島姫命)
鎮座地 石川県輪島市河井町
 

 輪島といったら、輪島の朝市である。『がきデカ』by山上たつひこ先生で、
「輪島の朝市ばぁちゃんだらけ…」とインプットされてからというもの、輪島の朝市へ、一度は行ってみたいと思っていた。
 ううむ。確かに…ばぁちゃんが多いが、市には、妙齢の女性もいるようだ。

 しかし、この寒さの中で働く姿を見て、女性はやっぱり強いと思ふ。訪れたこれよりもっと寒い時期も、ずっと頑張っていらっしゃったんだろなぁ。歳を重ねても、いきいきと声を出して頑張っていらっしゃる姿に頭が下がる思いだ。
 朝市通りの中ほどに「市姫参道の石標」が建つ。その角を曲がって突き当たりに、輪島の市の守護神である「市姫社」が鎮座する。



 祠はなく、丸い石が重ねて祀ってあった。それが、案内板を見るまで、石臼だとは気が付かなかった。市姫社の神は輪島の市場通りの傍に鎮座して、働く女性を見守っている。

 市姫社縁起

 輪島には朝市・夕市・お斎市の三つがあり、これを総称して輪島の市と云う。大和時代越の国に鳳至比古神社があってこの大斎市で神社の祭日ごとに物と物とを交換する市がたった。これが輪島の市のおこりであるばかりではなく我が国の市の起源であると歴史学者は考証している。
 市姫神は、宗像三神のなかの市杵島姫命という説があり、古代から市の発生とともに、息災、商人関連の神としてその中心地に祀られ人々に崇められて来た。
 足利時代より白髪素麺の大産地として輪島が発達したのも、市姫信仰御加護のお陰と、人々は喜び感謝の意を現すために、小麦の挽臼を祠代りにお供えし、爾来祠の無い儘現今に伝承されているのは他に類例のない当市姫社の特徴であり、如何に古い姿であるかを物語るものである。

昭和五十九年四月吉日
 市姫社奉賛会 会長 小西時衛

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